ヒマヒマ検察庁で無実の主張

検察庁で無実の主張。日本の法治国家・実地体験 9




供述書に必要事項を書き終わった警官氏の時間無駄遣い作戦が始まった。
2005年6月22日、夕方。
「交通違反通告書」はすでに書き終わっていて、交通取締りとしての業務は終
わっていたが、ここからが長いのだ。
2005年7月11日が出頭日となっている。




「このヘルメットはジェット型というのですか?」
「・・・・」
「ジェット型ですね」
「はあ」

(回答しないと、質問を繰り返して時間稼ぎに出るようだが、下手な回答すると
別の方法で時間稼ぎに転換されそうな雰囲気である)


「その眼鏡は普通の眼鏡ですか?」
「はあ」
「フレームは緑ですか?」
「そうですね」

(警官は、持ってる紙っぺらにほとんど読めないようないいかげんな字で走り書
きのように書いてる。というか、書いてる振りをしている)



「ズボンの色は、これページュですかね」
「そうです」
「いや、ページュというより、なんだろ、この色は」
「・・・・」
「なに色っていうんですか?」
「ページュですよ」
「このスボンはなにていうズボンですか?」
「作業ズボンです」

こんなこと延々ここで述べていても字数稼ぎになってしまうので、記憶にあるだ
けの、質問事項を以下に列挙しておく。

「身長は何センチですか?」
「体重は?」
「年齢は?」
「髪型はなんていう髪型ですか?」
「ひげは、それ何ミリくらいの長さですか?」
「服は、これジャケットっていうんですか?」
「その下の服はカッターシャツですか?」
「半袖ですか?」
「急いでましたか?」
「どこへ行くところですか?」
「何時にどこへ行くとか決まってたんじゃないですか?」
「仕事はなんですか?」
「会社はどこですか?」
「アルバイトですか?」
「手袋のそれ、材質はなんですか?」
「靴はこれ、スニーカーですか?」
「靴の色は茶色でいいですか?」


他にも、警官氏は自分の趣味の話など交えていたような気がする。

当然ながら、青切符の受け取りは拒否した。
切符なんか受け取るよりも拒否したほうが出頭回数が一回少なくなるのであっ
て、その点については、この連載の前のほうで実地体験として述べている。

すると、訊いてもいないのに、出頭場所について、ゆっくり詳しくと説明を始め
た。「有楽町駅からこの道をですね。有楽町わかりますか? 地下鉄でもJRで
も行けます・・・・」
(桜田門駅のほうが近いような気もするが。まあ、どうせバイクで行くんだし)
渡された「交通違反通告書」の裏には、この地図があるのだから、
中野坂上交番の警官なんぞに説明されなくてもわかるんだが、
まあ、目的は説明ではなく時間稼ぎなわけだし、おとなしく聞いていた。


ってな感じで、捕まってから解放それるまでの時間、57分間。
多忙なビジネスマンだったら、たしかに打撃かも。
ひまひまな私でさえ、相手を約40分待たせることになってしまった。

そして、新宿のヨドバシカメラに買い物に立ち寄ってから目的地へ行くつもり
だったが、それはできなくなった。つまり、経済的大打撃を蒙ったのは、ヨドバ
シカメラ。翌日に池袋へ行く用件があったので、ヨドバシカメラで買う予定だっ
たたくさんの品々は、ビックカメラで買うこととなった。ライバル企業に売り上
げ奪われちゃったね。


ヨドバシカメラからビッグカメラに移った売り上げの品々は以下です。
プリンター用キャノンインクタンク
Canon 3eマゼンタ(BCI−3eM)

プリンター用キャノンインクタンク
Canon 3eシアン(BCI−3eC)


ブラザー、ファックス用詰め替え用リボン
brother,PC−400RS
合計2700円也。

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