インフラ海外拠点イラク

義勇兵と人間の盾



2003年4月1日、シリア、ダマスカスでイラクビザをゲットしてイラク入りを目指す。
右から高薮繁子、神崎雅明、内山紫門、加藤健二郎。イラクへ行くのは内山氏以外の3人だ。
(写真提供:内山紫門)

米軍が首都バグダッドまで約100キロに迫っていたこの時期に行く目的は、「人間の
盾」として戦争を止めることでないことは明らか。この状況で戦争を止めるということ
は、イラク戦争の泥沼化を意味し、さらなる犠牲を増やすことであり、平和を愛する高
薮、神崎の2名にとっては望めないことだ。戦場野郎の加藤にとっては、こりゃ、言わず
と知れたことでしょう。バグダッド地上戦を見るのが目的。
おっと、彼らを「人間の盾」だと即断するのは浅はかですぜ。
この3人の持つビザはコレ、イスラム義勇兵ビザというヤツ。
下にある「Gratis」というスタンプが、そのこと示しているらしい。


そして、この「Gratis」メンバーがバグダッド南方戦線でなにをしでかしたかは
後日アップします。
神崎くんは、ギャルギャル繁子ちゃんとブロンドギャル・イングリットに囲まれてチョー
しあわせ。

高薮繁子氏と神崎雅明氏は、イラクから出国してきたばかりの久保田弘信氏に
「私でさえ怖いと感じて出てきたほどイラクは危険なんだから、行くべきではない」
「あなたが行くことでみんなが迷惑する」
「食料が欠乏してるところにあなたが行くと、あなたのためにみんなが死ぬ」
と、強く説教をくらわされてイラク行きを断念させようとしたが、東長崎機関の魔の手にか
かって、チョチョイのチョイでイラク入り。
地上戦を目前にしての盾3人の増加は大歓迎された。食料はまだまだゆとりがあり、繁子
1人が加わったからといってみんなが死ぬような状況にはみえなかった。でも、久保田弘
信氏が間違っていたとは言い切れないよ。人間の盾の人たちが怖いと感じなくても、久保
田さんは怖かったのかもしれない。繁子さんがみんなの分の食料を食ってしまうほど大食
いだと久保田さんは心配していたのかもしれないしね。

  「人間の盾団 VS 久保田弘信」の不信感が高まっていたので、東長崎機関的チョー
簡単円満解決の巻でした。

続く