活動活動報告

パイプオルガンのウラガワ



2002年12月19日、横浜みなとみらいホールで、パイプオルガンのデモンストレーションと
ミニコンサートが行われた。舞台右のスクリーンは、パイプオルガンの裏が映し出されていて、
オルガン演奏時にどのように動くかが見えるようになっている。

まず、メカニックから構造のレクチャーがあった。右は仕組みを説明するための模型。
こうやって、ふいごで風を送り込むと、ここから笛を鳴らす・・・。いろんな機能の連鎖複合ワザ
で音が出ていることがよくわかる。建物全部が楽器だもんね。
最低音部は、パイプの長さを2つに分けて塞いで合体させて使わないと、建物に入らないとか。
インターナショナルな参加者のために、講義は英語で行われた。
アーキテクチャを理解したところで、何曲かを実演。
演奏が終わったら、このオルガンのところまで登っていくのだ。
演奏側上部とそのすぐウラ。グランドピアノの中身みたいなのが壁一面に張り巡らされている。
羽目板を外して特別公開されたウラの空間は、工事現場みたいで楽器の一部とは想像できない。
中央は巨大パイプの下部で、ここからパイプに空気を送り込むのだ。
ウラ部屋のハシゴを登っていくと、そこもまだ楽器の一部。
こういうの、設計する人の頭ってどうなってるんだろう?
鍵盤の左右に並ぶピストンの頭には楽器の名前がついてて、これで音色を選択。
鍵盤の段間にある白いボタン。数字がついてるのは、音色の組み合わせプログラムを
記憶させて、演奏時に瞬時に切り替えるためのものだ。パイプオルガンにもハイテクな
電子キーボード系技術が還元されているのだ。
足元に並ぶ黒い大きなボタンも上の番号ボタンと同じ。足で切り替えるんだね。
みなとみらいホールの担当の方から実機で説明。
参加者の飛び入り演奏も。