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まだ笠雲がかすかに残る富士山。
演習開始のころには、完全に姿が
見えなくなった。
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ギャラリーのスタンドは、いい天気。
Bスタンド最上段では、自衛隊記録係が
ビデオ記録の準備をしていた。
最前列は午前6時には埋まってしまうらしい。
開始前2時間は、スクリーンに各部隊の
手作りビデオが映し出される。
ほとんど文化祭のノリで笑える。
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Eスタンドは、開始2時間前にはすでに満席になり、
余裕だと思ってたBスタンドも通路までいっぱいに
なり、ギンちゃんも岩登りのようにスムーズに
あがって来れない。
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土埃が舞わないように、開始直前まで
消防訓練のごとく放水車が走りまわっていた。
そんなわけで、演習後の地面は、
どろどろ(右画像)
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近頃の火砲は、強力になっているため、
危険すぎて実演できないものが増えている。
そんな装備の紹介時は、
ファッション・モデルよろしく
ギャラリーの前に出てきてくるくる回ったり
セッティングだけして、
「威力は、スクリーンをご覧下さい!!」
である。
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かつては、知る人ぞ知るイベントだったのに、今や溢れ返るギャラリー。
売店の陸上自衛隊の帽子は、ピカ一(Kinki Kidsの堂本光一)が同日TVで
着用していたらしく、ギャルに引っ張りだこの大人気だった。
陸自の迷彩柄は、「本物」だから人気、でもあるらしい。
こうして、ミリタリーマニアの裾野も広がっていくのかも。
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