ヒマヒマヒマヒマモード予告

「戦車を抜きに世界の歴史を語れない」第1作目




第1作目は、戦車王国「ソビエト・ロシア」

企画主旨西側諸国の心胆を寒からしめる強大な地上軍の建設を目指し、世界史に
おいて他に類を見ない膨大な戦車を作り続けた、ソビエト・ロシアの主力戦車の
魅力を徹底的に引き出した本を作りたい

「戦車王国の系譜〜ソビエト・ロシアの主力戦車」
(酣燈社ムック/4月28日発売)の制作。

T-54/55、T-62、T-64、T-72、T-80、T-90(最新試作戦車)それぞれ
の車輌を詳細に分析しつつ、その背景にも深く筆を入れソビエト・ロシア主力戦車
の魅力を最大限に引き出すのだ!

制作のコンセプトは
「戦車を抜きにソビエト・ロシアを世界の歴史を語ることはできない」
編集者が格好をつけ、我がままなコンセプトを押し通し「格調高く」と偉そうに言っ
てのけ、さらに「写真は基本未公開のものを使う」などと大見得を切ったものだか
ら大変。周囲の誰もそんな面倒なものを手伝ってくれなかった。。

結局、東長崎機関の加藤健二郎氏の特別寄稿6ページ以外は、全176ページを1人
筆者、1人編集者、1人デザイナーとなってしまい、大変過重過大な仕事と闘う過酷
な制作現場となってしまった。まあ、過酷を自ら体験しないと、ソビエト・ロシア戦
車兵の真髄には迫れないわけだが・・・・。

ウエブの発達したいま、ロシアのイタルタス通信に写真を借りるにも、昔のように東京
支局で紙焼きを選んでというスタイルではなくモスクワと直接交渉。改めて苦手な英語
の大切さが身にしみたものです。

余談ですが、昨今ほとんどのムック本はデザインをクォークエキスプレスやインデザイ
ンなどのソフトでレイアウトしています。これらのソフトは作業は早いのですが自由度
に劣ります。

「戦車王国の系譜〜ソビエト・ロシアの主力戦車」は、細かな仕事にもコダワリたいと、
自由度が高いが頁数が多いものは面倒でやってられないイラストレーターで全ての頁を
デザイン。そのため、細部まで微妙な調整をほどこすことが可能となりました。デザイ
ンを担当してくださったハイフラットの高比良さんには感謝しきりです。

石塚 崇
株式会社キャトル・バン 編集部
2009年4月28日発売です。