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崇禮門は通信群製作
平成21年の1月は暖冬で雪像製作には過酷であった。雪像が溶けて作業に支
障が出ていた。
2月に入って突然冷えだした、寒い、北海道弁で「しばれる」だ。2月2日のこ
の日は5日に開幕を控え雪像製作も佳境に入っていた。
師団から旅団に改編された11旅団として初の雪像製作の現場を覗いて見た。か
つて11戦車大隊が担当していた4丁目はスポンサーも替わりディズニーが定番
となっている。現在の大通り会場4丁目の担当は、11特科連隊から11特科隊
へと改編された11特科が主力の製作隊による雪像だ。民間の企業も製作に加
わっているのか官民共同製作のようだ。 |
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大通り4丁目会場
やはり人手不足なのだろうか?
北部方面直轄の通信群によるローカルテレビ局HBC広場の韓国の「崇禮門」
では大韓民国の国旗と日本の日章旗の国旗掲揚の練習現場を見学した。両国の国
歌が流れる中、自衛官による国旗掲揚が行われた。 |
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韓国の国旗も翻る
両国の国旗が大雪像「崇禮門」ステージに翻った、次はブロック工法という独自
の雪像製作方法で数々の日本の城を製作して来た18普通科連隊製作の「浜松
城」だ。11戦車大隊、11施設中隊、11通信中隊混成の製作である。棟梁と
呼ばれる現場責任者の指導のもと素手でブロックを貼り付けてゆくのである。
人肌で貼り付けるととても良いらしい。 |
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STV広場の大雪像
雪にもこだわり中山峠から雪を輸送してブルー色の美しい雪となっている。まだ
枠組みを取り外していなかったので全容は見えなかった。雪像の詳しい製作方法
の説明は『軍事研究』平成20年4月号で紹介しているので読んでね。自衛隊の
雪像製作だけでなく市民よる「市民雪像」も作られていた。
小型の雪像だがなかなか大変な作業のようで出来映えはピンからキリまで様々
だった。 |
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ひょっとしてアトム?
ふと見ると外国人がなにやら作っている。
米空軍の軍人さんたちのようだ、ひょっとして「鉄腕アトム」かな?
今年で60回目のさっぽろ雪まつりは2月5日から11日まで、大通り会場は
149基の雪像が並び午後10時まで、すすきの会場は氷像100基、去年の
「さとらんど」会場から今年は「つどーむ」会場へ移転した新第2会場は駐車場
が無いので公共交通機関を使って移動するのだが、陸自の丘珠駐屯地の横なので
自衛隊に興味ある人は一度行ってみてはいかがでしょうか。
第60回さっぽろ雪まつりは昭和25年に誕生、自衛隊の前身「警察予備隊」と
同じだね。
東長崎機関の読者で道外から「さっぽろ雪まつり」に来る方がいれば昼飯を食わ
せてくれるなら雪まつりを案内します。(平日限定)
札幌で会いましょう! |