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『札幌駐屯地月寒送信所、旧北部軍防空指揮所』 戦争中の旧軍隊の施設などを最近では戦争遺跡と呼んでいる。 その多くは保存しようとして残っているのでは無く、破壊するのにお金がかかる のでそのまま放置しているか、当時の建物を現在まで利用していて残っているも のが大半である。 写真の札幌にある札幌駐屯地の飛び地『月寒送信所』もその一つだ。 これは旧日本陸軍の北部軍(後の第5方面軍)の防空指揮所で戦争中はここで敵 機の情報を集め管轄の区域に防空警報を放送していた。 現在は取り壊しを待っている状態だ、トーチカのような厚いコンクリートで固め られ出入り口は防弾のためコンクリートの壁で守られている。 最近まで(現在は解らない)自衛隊の施設で使用されているが倉庫や通信教育の 教場になっている。 写真を撮影していると警営隊に職務質問されたりフィルムを抜き取られたと言う 話を聴いたことがある。 私も一度写真を撮っていたら一曹の女性自衛官が現れ質問して来た。 どうも警営司令らしい(一曹なのに?)でもなんとなく予想していた、いつもな ら誰も文句は言わないが歩哨が珍しくワック(女性自衛官)でこちらを警戒して いる徴候があったから。 営門外に出て質問して来たので逆に自衛隊法と警営の特別守則を述べた上で質 問攻めにすると逃げようとしたので、『OO一曹そちらから接触を試みて逃げる のですか?』と言うと警営所に逃げちゃった。 ちゃんと所属と名前を胸のネーム確認していたのと、無知な者に通用する威圧的 行為も営門外、しかも公道にいて新聞にも堂々と掲載されている写真もあるの に、取り壊し間近の施設の写真を撮って文句を言う真面目な女性自衛官がどんな 行動をとるのかとても興味があったが…。 でも自衛隊の施設の写真は基本的に禁止なので警営司令の方が正しい。 |
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